2025-04-18

相続における寄与分とは?認められる条件と特別寄与料について
相続で、他の相続人よりも多くの遺産を受け取る可能性がある場合があります。それは、故人(被相続人)の財産を守ったり増やしたりする手助けをしていた場合です。本記事では、「寄与分」について、その条件と特別寄与料との違いをわかりやすく解説します。
相続における「寄与分」とは?
寄与分とは、被相続人の財産を増やすために特に貢献した相続人に対して、通常の相続分以上に遺産を分けることを指します。通常、遺言書がない場合、遺産は法定相続分に基づいて分けられます。しかし、介護や家業の手伝いなど、特別な貢献をしてきた場合、法定分配だけでは不公平に感じることがあります。そういった場合に、「寄与分」が認められ、貢献した相続人にはそれを反映した遺産分配が行われます。
寄与分を受け取るには、以下の3つの方法で請求できます。
寄与分が認められる条件
寄与分を認められるには、以下の5つの要件を満たす必要があります。
特に重要なのは「特別な貢献」です。日常的な世話や簡単な手伝いではなく、
被相続人の事業や介護を無償で支援するような大きな貢献が必要です。
また、貢献が無償であり、長期間にわたることが求められます。
寄与分が認められる5つの主な貢献例
寄与分の時効
2023年4月1日の民法改正により、寄与分を請求できる期間は相続開始から10年以内と定められました。10年を過ぎると寄与分は考慮されず、遺産は法定相続分に従って分けられます。寄与分を請求したい場合は、早めに行動することが重要です。
特別寄与料とは?寄与分との違い
特別寄与料は、相続人ではない親族が被相続人に対して特別な貢献をした場合に支払われるお金です。特に、相続人以外の親族が介護を行った場合に適用されます。例えば、義理の娘が長期間にわたり親を介護していた場合などです。
特別寄与料が導入された背景あ
以前は、寄与分を請求できるのは相続人だけでした。しかし、実際には相続人以外の親族が多く貢献しているケースも多く、2019年に民法が改正され、相続人以外の親族も特別な貢献をした場合に特別寄与料を請求できるようになりました。
特別寄与料を請求するための条件
特別寄与料を請求するには、以下の要件を満たす必要があります。
証拠として、介護の記録や財産管理の証拠が必要です。
特別寄与料を主張できる親族
特別寄与料を請求できる親族は、以下の範囲に該当する人々です。
例えば、義理の兄弟姉妹や義理の両親などです。しかし、内縁の妻や夫は法律上の配偶者とみなされないため、特別寄与料を請求することはできません。
特別寄与料の注意点
特別寄与料は無償で提供した療養看護などの労務に限られ、金銭の出資や資金提供は認められません。また、請求期限は相続開始から1年以内、または相続の開始を知った日から6か月以内です。期限を過ぎると請求できなくなるので注意が必要です。また、特別寄与料を受け取ると、相続税が2割加算されます。
まとめ
寄与分は、遺産の増加に特別な貢献をした相続人が法定相続分より多く遺産を受け取るための制度です。寄与分が認められるためには、期待以上の貢献であること、無償またはほぼ無償の行為であること、長期間にわたる貢献が必要です。相続人以外の親族も特別な貢献をした場合には、特別寄与料を請求できます。
相続に関する不動産のご相談は、「ハウスドゥ!我孫子つくし野」までお気軽にご連絡ください。
不動産の相続はめったにない機会であり、不動産や税金に関する理解が難しいため、どこに相談すればよいか迷うことがあります。相続手続きによって選ぶべき相談先が異なるため、相続人の望みや目的に応じて...
2024-04-26
不動産の相続には、相続人が所有権を変更する「相続登記」をおこなうのが一般的です。これまでは任意の手続きでしたが、さまざまな問題が生じているため、2024年4月からは義務化されます。 なぜ相続...
2024-05-07
田舎や雑草が茂った土地を相続すると、「売れるのだろうか?」と心配になりますよね。この記事では、相続した土地が売れない理由や、売れない土地を所有し続けるリスク、そしてその対処法について説明しま...
2024-08-02
最近、放置された空き家が問題となり、使い道のない「負動産」に悩む方が増えています。負担の大きい負動産を早く手放したいと思うのは自然なことです。この記事では、不動産売却における負動産の意味と、...
2024-08-09